[RJ01323544] (Killout) 敗戦国ノ王女

作品概要(引用元:DLsite.com)

「愛を捧げたかったのは、貴方じゃない——。」

白魔法の国・ドルイドの王女、デアドラ。
彼女の心には、幼い頃からそばにいた側近・ノイッシュへの秘めた想いがあった。
だが、身分の壁はあまりにも厚く、二人は決して結ばれない運命だった。

そして、その運命は戦争によって引き裂かれる——。
城は焼かれ、逃げ惑う最中で目にしたのは、父王の亡骸。
その傍らに立つのは、敵国フロイヒの王・アルスター。

「王女よ、あんたは俺のものだ。」
その手を振り払おうとしても、許されるはずがない。
彼の瞳に宿る執着は、愛か、それとも狂気か——?

愛した男と、愛された男。
引き裂かれた運命の果てに、デアドラが辿る結末とは——。【デアドラ】
白魔法の国・ドルイドの王女。「金の宝石」と称えられる気高き美貌を持つ。
身分違いの幼馴染・ノイッシュに秘めた恋心を抱きながら、平穏な日々を過ごしていたが——
隣国フロイヒの侵攻によってすべてを失う。
王である父の亡骸の傍らにいたのは、敵国の王・アルスター。
「あなた……父上を……!?」
囚われの姫に待ち受けるのは、復讐か、それとも——?【アルスター】
隣国・フロイヒの王。
正統な継承権を持たない末弟だったが、兄たちが次々と不審死を遂げ、王位を継承。
冷徹な策略家でありながら、なぜかデアドラに異常な執着を見せる。
彼が真に望むものとは──?【ノイッシュ】
デアドラの幼少期から仕える忠実な側近。
デアドラとは互いに惹かれながらも、身分の差ゆえに思いを告げられずにいた。
「姫……必ずお守りします」
だが、戦火は彼らを遠ざけ、誓いは引き裂かれる。
彼は王女を救うことはできるのか——。【カスバド】
アルスターに仕える謎多き従者。
東洋の血を引くとされるが、素性は不明。
「王の命ずるままに。それが私の、忠義でございます。」
穏やかな笑みを絶やさず、常に丁寧な物腰で振る舞うが——
その瞳には、一片の情も宿っていない。

彼の目的は忠誠か、それとも——。