[RJ01071767] (NatsuMina Novel) 一途な男爵令嬢は浮気王子に押し倒される

作品概要(引用元:DLsite.com)

■あらすじ

「私の聞き間違いか?　婚約を破棄すると言ったように聞こえたが……」
「えっ?　い、いえ。その通りに申し上げましたが……?」

長らく音沙汰のなかった婚約者、王太子のイザークから手紙を受け取った男爵令嬢のフェリシア。
その手紙には「大事な話があるので登城するように」と記されていた。

話したい内容に察しがつき、重い足取りで王城へと向かう。
フェリシアに手紙の一通も届かなかった間、イザークは三人の美しい令嬢たちと浮名を流していたのだ。

イザークを心から愛していたフェリシア。
取り立てるような家柄ではない自分に婚約を申し込んでくれたイザークもまた、
自分を愛してくれているのだと思っていた。

しかし自分よりも家柄がよく、人柄にも優れた令嬢たちと愛を育んでいるという噂に、
イザークが話したいのは、自分との婚約破棄だろうと覚悟していた。

登城したフェリシアに、イザークは世間話をするばかり。
なかなか本題を切り出さない様子に、イザークから申し込んだ婚約である手前
自分の方から破談を口にしづらいのだとフェリシアは空気を読んだ。

(家柄の良いご令嬢と結ばれたほうが、イザーク様に幸せになっていただける)

そんな想いで婚約破棄を切り出したフェリシアだったが、なぜか腹を立てるイザーク。
帰ろうとしたところを捕らえられ、そのままベッドに押し倒されてしまって……?