[RJ01503111] (オリウス) 婚約破棄された私ですが、冷徹公爵様になぜか溺愛されています

作品概要(引用元:DLsite.com)

◆あらすじ
王都の社交界で、ひとりの令嬢が無慈悲に断罪された。
「リリアーナ・ベルナール。お前との婚約は破棄する！」
そう高らかに宣言したのは、王太子アーサー。
彼の隣には、可憐な笑みを浮かべる伯爵令嬢フィオナ。
リリアーナは身に覚えのない罪を着せられ、笑い者にされながらも、
毅然と頭を下げてその場を去った。
――すべてを失った、はずだった。
だがその夜、彼女の前に現れたのは「氷の公爵」と恐れられる男。
冷徹で誰も近づかぬ辺境伯、ルードヴィッヒ・フォン・グロース。
彼は静かに告げた。
「お前の中に、癒しの光が見える」
その言葉をきっかけに、リリアーナの運命は動き出す。
彼のもとで治癒師として過ごすうち、
彼女は自らが“王家の呪いを解ける唯一の存在”であることを知る。
やがてリリアーナは命を賭してルードヴィッヒの呪いを癒し、
彼の閉ざされた心までも溶かしていく。
氷のように冷たかった男は、
彼女にだけ見せる微笑を覚え――
「お前がいなければ、俺の世界は凍る」
やがて二人は互いに惹かれ合い、
王国を蝕む闇の陰謀を暴きながら、
“氷の国”に新たな春をもたらしていく。
それは、婚約破棄から始まる、
救済と愛の物語。

氷の公爵に拾われた令嬢は、
やがて――彼の心をも救う「唯一の光」となる。



◆主要登場人物キャラクター設定
・リリアーナ・ベルナール(主人公)子爵令嬢。地味で目立たないが、真面目で芯が強い。王太子に婚約破棄されたことで、社交界の笑いものに。実は並外れた治癒魔法の才能を持つが、自覚がない。

・ルードヴィッヒ・フォン・グロース(ヒーロー)「氷の公爵」と恐れられる辺境伯公爵。冷徹無比で社交界には滅多に顔を出さない。呪いによって魔力暴走を起こしやすく、常に体調が悪い。リリアーナの治癒魔法の才能を唯一見抜いている。

・アーサー・ウェンズデー王太子。リリアーナの元婚約者。派手好きな伯爵令嬢(ヒロイン)に夢中になり、リリアーナを一方的に断罪し婚約破棄した。後になってリリアーナの真の価値に気づき、後悔する。

・フィオナ・ハミルトン伯爵令嬢。王太子の新しい婚約者。は可憐だが、実は虚栄心が強く、リリアーナを陥れた張本人。