19世紀ヴィクトリア朝倫敦、驚異の部屋に迷い込んだ青年が対峙するのは天使のように美しい少年だった。不遇の天才と恵まれた凡人、貴族の主従の愛憎に塗れた確執を描く耽美BL小説。
サークル名: | ロールシャッハテストB |
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販売日: | 2022年11月28日 |
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更新情報: | 更新情報 / |
シリーズ名: | 驚異の部屋 |
カップリング: | 名門伯爵家の品行方正な長男(執着尽くし攻め)×イーストエンド出身の娼婦の私生児(強気流され受け) / |
作者: | まさみ |
イラスト: | SiC9.5 |
年齢指定: | R18 / |
作品形式: | ノベル / |
ファイル形式: | PDF / |
その他: | ボーイズラブ / |
ジャンル: | 道具/異物 / 主従 / 退廃/背徳/インモラル / 耽美 / 屈辱 / しつけ / 超ひどい / 執着攻め / |
ファイル容量: |
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「驚異の部屋≪ヴンダー・カンマー≫」のFANZA価格は...220円
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作品概要(引用元:DLsite.com)
「ようこそおいでませ、此処は驚異の部屋。貴方は記念すべき××××人目のお客様です」
十九世紀末、ヴィクトリア朝倫敦。
パブの帰り道で酔い潰れ、目が覚めたら見知らぬ場所にいた。貴方を歓待するのはこの上なく笑顔が胡散臭い、天使のような美少年。
少年は自らを学芸員(キュレーター)と称し、前後不覚の貴方に身の上話を迫るのだが……。
執着尽くし攻め貴族の長男×彼の家に引き取られた貧民窟の娼婦の私生児(強気流され受け)
(ファンタジー/歴史/主従/貴族/無理矢理/SM/調教/小スカ/緊縛/近親相姦)
表紙:SiC9.5(@SiC9_5)様ようこそおいでませ、此処は驚異の部屋《ヴンダーカンマ―》。貴方は記念すべき××××人目のお客様です。
なんと、ご存じないとは心外!
ご覧なさいな、此処の名前の由来となった展示品の数々を。珊瑚や石英を加工した装身具、実在・架空取り交ぜた動植物の標本やミイラに巨大な巻貝、オウムガイを削った杯にダチョウの卵、貴重な錬金術の文献に異国の武具、機械仕掛けの形見函、はてはキリストの襁褓と噂される聖遺物に至るまで、此処に展示されているのは人類の叡智の結晶。
おっとさわらないで、落としちゃ大変!
かくも無知とは恐ろしい。貴方が今手を伸ばしたのは曜変天目《ようへんてんもく》といい、中国産の大変希少な陶磁器です。
どうですこの瑠璃の光沢帯びた深遠な紺色、宇宙の神秘を塗りこめたきらめき。
内側の黒い釉薬《ゆやく》を見てください、銀の輝きが散りばめられているのがわかりますか?
中国福建省の一部の職人しか作れない国宝ときて、俗物どもが催すオークションに出回れば、咽び泣くマンドラゴラすら黙る額で競り落とされます。
驚かせちゃいました?ごめんなさい。
だけどうっかりですねえ、その娘は人間じゃありません。球体関節の自動人形《オートマタ》ですよ。
伏せた睫毛の長さと物憂げな硝子の瞳、ミステリアスな微笑みに魅入られた殿方は数知れず。全く罪作りなコッペリアですよ、精巧に出来すぎているのも考え物です。
話が長い?
先に聞いたのは貴方ですよ、僕は説明してあげてるだけです。
驚異の部屋の成り立ちは十五世紀欧州に遡り、当時の裕福な王侯貴族が居城にもうけた、博物陳列室がはじまりだと伝えられています。
科学や文明の発展と共に廃れていき、十九世紀末の現在はすっかり過去の遺物と成り果てました。
哀しいですね。
何笑ってるんだ?やだなあ、久しぶりにお客様を迎えられて嬉しいからに決まってるじゃないですか!
何日何年ぶりだっけ、前回のお客様は女王陛下が即位なされる前だから……細かいことはまあいいか。立ち話は疲れますしソファーに掛ちゃいかがです?
なんだか顔色が悪いですね。
息も酒臭い。
安いジンの匂いだ。
これはいけない、酔っ払ってます?こまっしゃくれたガキめって……やれやれ口が悪いお人だ。
アルコール中毒が見せる幻覚?
ははっ面白いことをおっしゃいますね、もしそうなら貴方が今腰掛けてるソファーはビール樽かもしれません、転がってっちゃわないようにお気を付けて!
冗談ですって、本気にしないでください。来られて早々帰るなんてもったいないこと言わないで、夜はこれからが本番じゃないですか。
躁状態なのは認めます。言ったでしょ、お客さんは久しぶりだって。ずっと話し相手が欲しかったんです。
驚異の部屋にいるくせに退屈するのかって?
そりゃそうですよ、どれだけここにいると思ってるんですか。描いたんだ。
見せてやろうか。
エドガー氏は狂ってしまった。貴方の方へ身を乗り出し、両肩を掴んで迫り、ぎらぎら輝く目で―
押し倒された。
服を剥がれた。
エドガー氏は貴方に跨り、四肢を組み敷きました。
逃げようと思えば逃げられた。
そうしなかったのは打算に絡めとられたから。
阿片で理性が蒸発したエドガー氏に逆らっても生傷が増えるだけ。反抗的な態度をとり、屋敷から叩き出されるのは願い下げだ。
軋むベッドの上で歯を食いしばり、ひたすら激痛と不快感に耐えてやり過ごすうち、快感が芽生え始めました。
「ぁッ、ぐ、エドガー、よせ」
「背筋。肩甲骨。くっきり浮かんでる。脊椎の突起までハッキリわかる」
エドガー氏が貴方を裏返し、しなやかな指先で骨や筋肉を辿っていきます。それはまるで貴方の全てを指に記憶させようとしているかのようで、凄まじい執念に圧倒されました。
「ここに心臓がある。握り潰せば一巻の終わりだ」
貴方が猜疑心のかたまりならエドガー氏は独占欲のかたまりでした。どこまでいっても平行線、すれ違い続けるふたり。
何が間違っていたのでしょうね。
本当に心当たりがない?そうですか……。
エドガー氏は底抜けに貪欲に、たゆまず実直に、被写体の全てを細部まで暴いて知り尽くそうとしました。
前立腺を突き上げればどう反応するか。
陰茎をしごき立てればどんな声を出すか。
裏筋をくすぐればどうなるか。
それを知るには一回じゃ足りません。エドガー氏は何度も何度も貴方の体を求め、貪り、もてあそびました。
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