芸能人を多く抱えながらも犯罪の温床と化した都市、ヘルウッド。 青臭く正義感が強いお人好しの巡査・ピジョンは、チャイニーズとの混血でやる気がさっぱりない劉を相棒に今日も今日とてパトロール。 しかし駐車違反のマフィアに絡まれてあんなことこんなこと。 劉は劉で売人の不良少年に目を付けられて……。 受難に翻弄されるセクシーコップたちの明日はどっちだ! (鬼畜/無理矢理/強姦/レイプ/SM/手錠/俺様攻め/流され受け)
サークル名: | ロールシャッハテストB |
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販売日: | 2022年11月29日 |
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シリーズ名: | タンブルウィード |
カップリング: | 俺様ギャング×不憫でヘタレな警官 / |
作者: | まさみ |
イラスト: | 昼行燈 |
年齢指定: | R18 / |
作品形式: | ノベル / |
ファイル形式: | PDF / |
その他: | ボーイズラブ / |
ジャンル: | 首輪/鎖/拘束具 / 道具/異物 / 警察/刑事 / ヤクザ/裏社会 / 不良/ヤンキー / しつけ / 命令/無理矢理 / 合意なし / |
ファイル容量: |
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作品概要(引用元:DLsite.com)
芸能人を多く抱えながらも犯罪の温床と化した都市、ヘルウッド。
青臭く正義感が強いお人好しの巡査・ピジョンは、チャイニーズとの混血でやる気がさっぱりない劉を相棒に今日も今日とてパトロール。
しかし駐車違反のマフィアに絡まれてあんなことこんなこと。
劉は劉で売人の不良少年に目を付けられて……。
受難に翻弄されるセクシーコップたちの明日はどっちだ!
(鬼畜/無理矢理/強姦/レイプ/SM/手錠/俺様攻め/流され受け)
まさみの短編BL小説。
「タンブルウィード」のスピンオフですがこれだけでも読めます。警官の朝飯はコーヒーに浸けたオールドファッションドーナツと決まっている。
昼下がりの街角、白塗りのパトカーの中に2人の青年警官がいる。
運転席にはダークブラウンのボサ髪と眠たげな目の中華系、助手席にはピンクゴールドの猫っ毛に柔和な面立ちの白人。
着ているのはブルーグレイの市警の制服だ。胸に輝く徽章は巡査の階級を示す。
二人とも市警のバッジが付いた八角帽を被り、細腰に巻いたベルトにS&Wモデル39を装備している。
助手席の警官が貧乏性に紙コップのコーヒーを啜り、ドーナツを口に運ぶ。
「警官の何がいいって、ドーナツとコーヒーが食べ放題なところだよね」
「それが目当てか」
「動機の一部ではある」
「素直でよろしい」
ヘルウッドの街では警官を対象にドーナツとコーヒーの無料提供を実施しており、彼らも専らその恩恵に浴していた。
ヘルウッドの治安は良くない。というのは随分穏便な表現で、端的に言って悪い。
街にはドラッグと銃が蔓延し、毎日のように人が死ぬ。
ギャングの抗争も日常茶飯事だ。映画産業で発展した華やかな表の顔と裏腹に、風紀は乱れまくっている。
ピジョンと劉は風紀課の相棒同士。
今は巡回の帰り道、街角にパトカーを停め休憩しているところだ。
ドーナツに夢中なピジョンの横顔をハンドルに突っ伏し眺め、既にして胸焼けしたように劉がぼやく。
「毎日よく飽きねえな」
「ただでもらえるんだから食べなきゃ損だろ、食費も浮くし」
「見てるだけで胃もたれする」
「劉はドーナツ嫌い?」
「甘いものはあんまり。パンダエクスプレスの方がいいな」
「チャイニーズもおいしいよね。炒麺とか」
劉がダッシュボードに置いた紙箱を掴み、伸びきった麺を割り箸に絡めて啜りだす。
ピジョンはそれを物欲しそうに眺めていたが、自分が独占するのも気が引けたか、箱詰めのドーナツを摘まんでみせる。
「一口食べる?」
「らはらいらねーっへ」
「そっか。じゃあ」
炒麺をもごもご頬張る劉に拒否され、スプリンクルを塗したチョコレートドーナツをひと齧り。
「ハードな仕事だからカロリー蓄えとかないとね」
警官とドーナツは相性がいい、パンケーキとメープルシロップ位ナイスなコンビだとピジョンは勝手に思ってる。
「ご馳走さん」
劉が無造作に割り箸を投げだす。炒麺を食べ終えるやシートを倒して仰向け、頭の後ろで手を組む。
「着いたら起こしてくれ。寝るわ」
涙をにじませてあくびを一発、うとうとまどろむ相棒をバックミラー越しに一瞥、ピジョンが口を開く。
「このあと予定は?」
「署に帰ったら始末書の山が待ってる」
「何したんだよ」
「セレブの駐車違反取り締まったクレーム。署長の友人なんだと」
「ご愁傷様」
「お前は?」
「とりあえずシャワー浴びたいな」
勤労意欲のかけらもなく生あくびを連発する劉に苦笑い、ピジョンが希望を述べる。
フロントガラスの向こうには荒廃したダウンタウンの光景が広がっていた。
ティーンエイジャーの不良がスケボーで滑走、消火栓に飛び乗ってアクロバティックなパフォーマンスを決め、仲間とハイタッチを交わす。
「そういや劉、こないだの手入れ覚えてる?チャイニーズマフィアの」
「空振りしたアレか」
「情報の漏洩が疑われてる」
「誰かがネタ流したってか」
「君じゃないの」
不意打ちで核心を突く。劉が片目を開き、意味深にピジョンを見る。
「は?なんで。証拠は」
「賄賂もらってるの見たぞ」
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