豪商、李家の下働き・秀圭は寡黙で朴訥な男。 ある日彼が拾った小さな靴は、蓮池に架かる橋で憩う美しい娘のものだった。 高飛車な娘に反発しながら寂しげな風情に抗えず逢瀬を重ねる秀圭だったが、彼女には哀しい秘密があった。中華風主従・年の差・悲恋・女装
サークル名: | ロールシャッハテストB |
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販売日: | 2022年11月29日 |
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カップリング: | 寡黙で実直な商家の奉公人×口が利けない女装少年 / |
作者: | まさみ |
イラスト: | 蟻本わだぢ |
年齢指定: | R18 / |
作品形式: | ノベル / |
ファイル形式: | PDF / |
その他: | ボーイズラブ / |
ジャンル: | 首輪/鎖/拘束具 / 主従 / 女装 / シリアス / 歴史/時代物 / 閉じ込め / 合意なし / 人体改造 / |
ファイル容量: |
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作品概要(引用元:DLsite.com)
豪商、李家の下働き・秀圭は寡黙で朴訥な男は蓮池のほとりで小さな靴を拾った。
その持ち主は哀しげな目をした纏足の娘。
高飛車な娘に反発しながらも抗えず逢瀬を重ねる秀圭だったが、彼女には哀しい秘密があった。
(中華風・主従・年の差・悲恋・女装・男の娘・三角関係・寡黙尽くし攻め×女装健気受け)むかしあるところに胡蝶と名はつけど飛べぬ蝶と、その蝶を恋い慕う愚かな下男がいた。
男が蝶を見つけたのは麗らかな春の日。きっかけは靴であった。
寸法は幼女のそれと大差ない。金糸で蝶を刺繍した華奢な靴だ。
どうしてこんなものが落ちてるのか見当つかず、秀圭は困惑する。
秀圭が春から下働きとして雇われたのは豪商、李家の屋敷。
寝たきりの奥方の物ではないだろう。
使用人仲間の顔をひとつひとつ思い浮かべていくもやはりそぐわない。
飯炊きの下女や侍女がよそ行きの靴をもってないのは百も承知だ。
腰痛持ちの老庭師を気の毒に思い、代わりに芝刈りを申し出た秀圭はゆるりと見回す。
州随一の繁栄を誇る豪商の屋敷とあって、千坪はあろう庭園は離宮に匹敵する規模。
「お転婆娘が忍び込んだか……にしちゃあ上等な靴だが」
奇異な感じを与える原因が判明した。対となる靴が見当たらないのは不自然だ。
靴を片方なくしたら普通気付かぬはずがない、すぐ取りに戻るだろう。秀圭とて靴がすっぽ抜ければさすがに気付く。
今ごろ靴の主はどうしてるのか。
片方裸足のままどこぞをうろついてるのか。
「……困ったな」
持ち主は女の子だろう。
靴をなくした子供が独り迎えを待つ姿を思い浮かべ決断を下す。
手のひらにのせた靴はひどく軽い。鳥の羽一枚分ほどの重さしかない。
指先でつまむようにして靴をぶらさげ、苦笑がちに呟く。
「まるで人形の靴だな」
なにげなく足元を見下ろす。
粗末な布を雑に巻いただけの靴。
下男は皆秀圭とおなじような靴を履いているから特に意識した事はなかったが、世の中に確かに存在する貴賎の別と貧富の差とをしみじみ噛み締め、羞恥の念が焼きつく。
「だれかいるのか。いるなら返事をしろ」
秀圭の顔に懸念の色が射す。
もしや、何かあったのでは。
足をくじいて立てないとか転んでどこかを打ったとか、返事をできない事情があるのか。
秀圭とて暇ではない。身ひとつでぶらついてるところを見咎められれば叱責が待ち受ける。
が、どこかに泣いている子供がいると知りながら放っておけない。
「おい、聞こえているならうんとかすんとか」
「すん」
耳を疑う。
返事がした方向を反射的に仰ぐ。
すん、すん、すん。甘えるように鼻を鳴らす。
泣いている?
「さあ、一緒に帰」
言葉が途切れる。
しなだれた柳の大木のむこう、蓮池に架かる朱塗りの橋の欄干に腰掛ける一人の娘。
優しげななで肩。丁寧に結い上げた髪に蝶の簪を挿している。
たおやかな後ろ姿に一瞬見とれる。
背中だけでも十分麗姿とよんで差し支えない。
子供ではない。
背格好から推定した年齢は十○、○。
裸足の爪先を水面に浸し、同心円状の波紋を投じる。
娘の足は畸形だった。体格に比して異様に小さい。
指は親指を除き四本とも内側に折り曲げられている。
全体が窮屈そうに窄まった足は忌まわしい因習の産物。
「すん、すん、すん」
裸足の親指でつつくや水面がさざなみだつ。
怖気づく。近づくのを躊躇う。
話には聞いた事がある。実際見るのは初めてだ。
貞節を重んじる名家の子女にはいまだ施術が行われているという風聞だが……
指が未発達のまま折り曲げられ萎縮した足は悲愴な残虐美を醸していた。
娘の手元に目を凝らし、秀圭は、見た。
蝶の翅をむしっている。
「な」
波紋を広げる水面に散乱する蝶の翅。
俯き加減で顔の造作はさだかではない。
妄念に取り憑かれ。
静かなる狂気漂う手つきで。
繰り返し繰り返し、儀式めいた繰り返しで蝶の翅をちぎり捨てる。
なんだこいつは。
狂ってるのか。
どうしてこんな惨いまねを。こっちの方から声が……
「あっ、あっ、あ」
切ない声。
戦慄に立ち竦む。
「あっ、ああっ、ひ、あ、ああっ………」
「いい声で啼け。どうせ誰もいない、召使いの婆さんは今さっき出ていった、遠慮はいらない。ああ、その声、その顔だ……たまらない。お前がそうしてしゃにむに抱きついてくるとさんざん撃ち尽くして萎えたものもほら、この通り」
盗み見を咎める良心は物狂おしい背徳の誘惑に負け、紅格子の隙間を覗く。
そこは閨房だった。
寝台の上に胡蝶がいた。
着物は半ば脱がされて薄く貧弱な胸と素肌が露出している。
しどけなく寝乱れた胡蝶の上に尻をむき出してのしかかっているのは塞翁。
胡蝶を組み敷いた塞翁は、愛憎せめぎあう目で呟く。
「尻を上げろ、腰を振れ、もっともっと啼け。しこたま子種を注いでやる」
塞翁が狂ったように腰を打ちつけるごと体が撓う。
淫猥にのたうち絡み合うふたつの体。
「表に出したのは失敗だったな、ちょっと目をはなした隙に男をくわえこむ。手の早さは母親譲りか」
蜜壷にさしこまれた肉棒がぐちゃりと音をたてる。
「ばれてないと思ったか。はは、この屋敷で起きる事を俺が知らないと思ったか!俺の元には色んな情報が集まる、使用人はみな俺の味方だ、俺に気に入られる為に大なり小なりご注進する。橋の上で誰と逢瀬してた?新しく雇った下男と?名前はたしか秀圭……」
胡蝶がびくんとする。
甘美な締めつけに塞翁が毒々しく嘲笑う。
「淫売が。恥を知れ。何の為に生かしてやってると思ってる、俺を悦ばせるためだろう」
「あっ、ひあ、ひっひっひっあ!」
こめかみを一筋涙が伝う。
「いいかよく聞け胡蝶、お前の存在価値は俺を悦ばせることに尽きる。他の男に目を向けるな、外に出たいなんて死んでも考えるな。折檻は嫌いだろう?言う事を聞けば優しくしてやる、気持ちよくしてやる。友達が欲しいというなら同じ年頃の娘を差し向けてやる、だからそれで我慢しろ。秀圭とはなにして遊んだ?小さな口でしゃぶってやったか、頬張ってやったか、腹の上にのってやったか」
塞翁の手がむき出しのふくらはぎをなでさすり、律動に乗じて腰を抉りこむ。
「俺にやるように、土踏まずで挟んですり鉢のようにこすってやったか」
今すぐ殴りこんで塞翁を引き剥がしたい。
胡蝶を救いたい。
が、動かない。
忌まわしい言葉ひとつひとつに呪縛され、淫らに喘ぐ胡蝶の姿態から目をはなせず立ち尽くす。
ぐちゃぐちゃと卑猥な水音が立つ。肝心の結合部は着物の裾に隠され見えない。
嗚咽する胡蝶を無慈悲に責め立て、憎しみ煮えたぎる形相で囁く。
「お前の足は俺の魔羅にちょうどいい、ぴったり合うよう時間をかけ調整したんだから当たり前だ。他の男に乗り換えるなよ」
これがあの塞翁か。
これがあの胡蝶か。
今見ているものははたして現実か。
嬲られ辱められどうして抵抗しない、どうして塞翁のいうなりなのだ。
全身の血が沸き立ち、塞翁を殴り倒そうと戸を開け放ちかけ
すっ、と手が伸びる。
胡蝶がしなやかに手をさしのべ、自分を犯す男の首ったまにかじりつく。
「あっ、ああっ、あ―………」
快感に濁った虚ろな瞳、白痴の表情。
弛緩しきった口から涎が糸引く。細腰が上擦る。もっともっとと交接をねだり、夢中で局部にすりつける。
抱き合うふたりを目の当たりにし、逃げるように閨をあとにする。
懐から靴がおちたのにも気付かない。
右も左も区別がつかず、離れから飛び出すなりふらついて、十歩も行かずに崩れてしまう。
「どうして………」
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