東京は相次ぐ地震のせいで砂漠と化し周縁には無国籍のスラムが広がっていた。 その砂漠の中心にあるのが東京少年刑務所、通称東京プリズン。少年犯罪の増加に頭を痛めた政府が半世紀前に設立した、入ったら二度と出られないと言われる悪名高い刑務所。 それぞれの理由を抱えて劣悪な刑務所に送りこまれた少年たちの群像劇。自サイト「ロールシャッハテストB」で連載していた大長編BL「少年プリズン」の後日談をまとめた短編集です。
サークル名: | ロールシャッハテストB |
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販売日: | 2022年11月29日 |
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更新情報: | 更新情報 / |
シリーズ名: | 少年プリズン |
カップリング: | 寡黙尽くし攻め×クール眼鏡受け / 俺様尽くし攻め×強気意地っ張り受け / |
作者: | まさみ |
イラスト: | 橋子(Hashiko) |
年齢指定: | R18 / |
作品形式: | ノベル / |
ファイル形式: | PDF / |
その他: | ボーイズラブ / |
ジャンル: | バイオレンス / 屈辱 / SM / しつけ / 超ひどい / 合意なし / |
ファイル容量: |
DLsite価格:330円DLsiteで購入する
「少年プリズン after story」のFANZA価格は...275円
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作品概要(引用元:DLsite.com)
近未来の日本。
東京は二十一世紀初頭に起きた相次ぐ地震のせいで砂漠と化し、周縁には無国籍のスラムが広がっていた。
その砂漠の中心にあるのが東京少年刑務所、通称東京プリズン。
少年犯罪の増加に頭を痛めた政府が半世紀前に設立した、入ったら二度と出られないと言われる悪名高い刑務所。
それぞれの理由を抱えて劣悪な刑務所に送りこまれた少年たちの群像劇。
カプ傾向/寡黙包容攻め×クール強気受け 美形俺様攻め×強気意地っ張り受け
自サイト「ロールシャッハテストB」で連載していた大長編BL「少年プリズン」の後日談をまとめた短編集です。本編のネタバレ含みます。
ソナーズ投稿作ほかFANBOXで支援者限定公開していた話、pixivリクエストで書いた作品を収録しています。
フィリピンに渡り傭兵となったレイロンの日常やリバ、サムライと直の逃避行と初夜、道了の最期とその息子の誕生と成長、成人直とヨンイルの月見酒、さらには学生時代の安田と斉藤のエピソードなど。
気になる方はぜひどうぞ。
◆目次◆
「ツバメが帰る場所」
「サバ―カよ永遠なれ」
「廃帝はロシアの夢を見るか」
「ハバナトライアングル」
「バタフライドリーム」
「パピーミルク」
「ボクとテディ」
「魔法少女リョウ」
「二度、光あれ」
「HollyNight」
「地獄にて」
「たとえ世界に色がなくても」
「道龍、立つ」
「ヨンイルと呼ばれた男」
「灰とハーモニカ」
「オーバードーズ」
「It a promise.」
「恵みあらんことを」
「求めよ、されば与えん」レイジ
極東の砂漠に存在する少年刑務所、通称「東京プリズン」の東棟のリーダー。東の王様の異名をとる。フィリピン人とアメリカ人のハーフで絶世の美形。
脱獄後はフィリピンに帰り傭兵になる。
ロン
台湾人と中国人の混血。娼婦の母に虐待されて育った。レイジの同房。喧嘩っ早く生意気な性分で囚人や看守に目を付けられやすい。
脱獄後はレイジと共にフィリピンに渡り傭兵として活躍。
鍵屋崎直
IQ180を誇る天才少年。両親を視察し東京プリズン送致が決定した。途方もなくプライドが高い毒舌家で周囲と摩擦を起こす。サムライと同房。
脱獄後はサムライと逃避行。世界中を回り仲間たちに会いに行く。
サムライ(帯刀貢)
直と同房の囚人。仙台の武家一族の長男だが、当主の父を惨殺し収監される。寡黙で朴訥な男。
脱獄後は直と逃亡の旅を繰り広げる。
伊龍一
漫画をこよなく愛するオタクな韓国人。西の道化の異名をとる。祖父は花火師で自身もテロ組織に所属していた爆弾作りの天才。
脱獄後は韓国で双子の父に。
リョウ
池袋で売春組織を率いていた男娼。ジャンキーなマザコン。気に食わない直を陥れようと暗躍する。
サーシャ
北の皇帝の異名をとるロシア出身の囚人。凄腕のナイフ使いでレイジのライバル。冷酷非情な性格。
ホセ
南の隠者の異名をとる南米出身の囚人。慇懃無礼な敬語で話す胡散臭い男。元ボクサーらしい。
帯刀静流
サムライの従弟で分家の嫡男。彼を追いかけて東京プリズンにやってくる。
鍵屋崎恵
直の妹。兄が両親を殺害する現場を目撃し心を病んで精神病院に入っていた。のちに安田・斉藤に引き取られる。
安田順
東京少年刑務所副所長の謹厳実直なエリート。直と関係があるらしい。斉藤とは大学の同期生で元友人。
斉藤文貴
安田の大学の同期で精神科医。直の妹・恵を担当していた。物語の後半で東京少年刑務所にやってくる。北棟の皇帝の房から打擲音が響く。
「はあっ、ァあ゛ッ!!」
革鞭が肉を打擲する音に合わせ、汚い濁音の悲鳴が上がる。
冷酷無慈悲な北の皇帝の房は、グロテスクな道具が犇めく拷問部屋の様相を呈していた。背が尖った三角木馬や黒光りするディルドの他、天井の鉄骨には滑車が取り付けられ鎖を引っ張っている。
「もっと荒ぶれよサーシャ、鞭の懐かしいだろ」
うっそり嘯くのは黒い眼帯を片目に嵌めた男。なめらかな褐色の肌に干し藁色の茶髪、茶色く澄んだ美しい虹彩をしている。美しい男だった。
東棟の王様、改め暴君。
「んァ゛っ!ィぐァっ!!」
嬉々として彼が鞭打っているのは、上半身を裸に剥かれた男だ。頭上で纏められた両手は鎖に縛られ、天井で軋む滑車に吊られている。
肩で切り揃えた銀髪が揺れ、端正な顔を苦痛と高熱に歪め、背中に鞭が爆ぜる都度に仰け反る。
もう十分も拷問が続いていた。暴君が鞭を振り抜くたび、銀髪の男は唇を噛み縛って過酷な責めを耐え凌ぐ。
「廃位された皇帝ってのは惨めなもんだな、俺に折檻されてるの知りながら周囲の誰も助けにこねえでやんの。独裁恐怖政治を敷いたツケが回ってきたな、サーシャ?」
「あ゛っ、はァっああ!!」
答える余裕などない。革鞭がもたらす痛みは強烈だ。暴君は薄ら笑いを浮かべ、いっそ無造作に見えるほど躊躇なく鞭を振り抜く。虚空で鎌首もたげた鞭がサーシャの背中に食らい付いて肉を削ぐ、皮膚が擦り剝ける。
無数の赤い蛇がのたくる背中に幾筋も汗が伝い、全体重をかけた鎖がギシリと手首に食い込む。爪先で立っている為気絶すら許さない。頭が朦朧とする中、前髪に目元を隠したサーシャは鈍重に呟く。
「……下剋上した気になるなよ、雑種」
前髪がけだるく揺れ、底冷えするような薄氷の眼光が露わになる。暴君はそれを意地悪く受け流す。
「心外だね、お前が望んだお遊戯に付き合ってやってるんじゃねェか」
暴君は片頬を皮肉っぽく歪め、サーシャの正面で腕を組む。
「全部お前が俺にした事だぜ。よく覚えてんだろ」
「有色人種の雑種風情が、粋がるなよ。貴様は私に組み敷かれて喘げばいいのだ」
「吊られといてよくそんな口利けんな、自分の立場ってもんがわかってねーの」
唄うような節回しで脅す、その姿に嘗ての王様の面影はない。褐色の掌がサーシャの片頬をひたりと包み、手懐けるようにあやす。
サーシャは身じろぎせず正面を見据えて吐き捨てる。
「汚らわしい。淫売が伝染る」
「サバーカにじゃれ付かれんのは嫌か」
暴君が器用に片眉を跳ね上げて挑発すれば、脂汗に塗れたサーシャの目に憤怒が爆ぜ、頬にあてがわれた手に噛み付こうとする。
「おっと」
それを余裕でいなして一歩引こうとすれば、すかさず暴君の顔に唾が飛んでくる。サーシャが吐いたのだ。
「躾がいるのはどっちだよ」
「はァ……はァ……」
口の中が切れたのか、唾には血が混ざり薄赤く染まっていた。鞭打ちの刑に耐え、唇を噛みすぎたのだ。サーシャはぐったりしている。
どうしてこんな事になった。私は誇り高い絶対凍土の皇帝のはず。
決して、決して毛並みの薄汚れたサバーカに劣るはずがない。コイツの血は不純に呪われている。皇帝になるべくして育てられた、純血の私とは格が違うのだ。
「俺はいいんだよ、気晴らしができりゃ。アンタはたまたま暇潰しの相手に選ばれただけ。王様に遊んでもらえるなんて光栄だろ、下品にケツ振って悦べよ」
「は……貴様が王であるものか」
喉の奥で笑いがくぐもる。サーシャはあらん限りの憎悪と侮蔑を滾らせた眼差しでレイジを睨み据え、毒突く。
「心得違いをするなよ暴君風情が。私の伽の栄誉に預かった東の王は、サバーカはサバーカでも地べたの信念を宿していたぞ。雑種も磨けば光るというが、なるほど、ベッドで見せたはしたない痴態には興がのった。対する貴様はどうだ……私を縛り上げ、鞭打って悦に入る……ただそれだけの安い男だ。東の王ならば高貴なる決闘をのぞむはず」
そうだ、サーシャの知る東の王はそういう男だ。卑劣な策は弄するのは常にサーシャの側で、レイジはそれを知恵と身体で迎え撃った。
以前の試合では敗北を喫したが、その際もサーシャを実力で圧倒した。
「レイジならば相手の抵抗を封じるようなゲスな真似はせん。アレは皇帝の認めた気骨ある雑種だ、だからこそ躾ける愉悦があった、閨で組み敷く快楽があった」
レイジは闇に堕ちた。その魂を暴君に売り渡して。
正面に佇む暴君が冷たい笑顔で呟く。
「レイジレイジてうるせーな。そんなヤツもういねーのに」
お前もアイツも誰もかも
「ぐ!?」
暴君がしなやかな大股で歩み寄り、鞭を逆手に持ちかけて、太く丸く膨らんだ柄部分でサーシャの股間を押す。ズボンに包まれた股間を柄の底部で突けば、圧迫の刺激と痛みにサーシャが呻く。
「勃ってんじゃんマゾ帝」
「こ、れは……」
「鞭打たれて反応しちまうなんて難儀な身体だな、それもサーカスで躾けられたの」
暴君が舌なめずりしサーシャの身体を裏返す。
「っあ!」
鎖を手首に巻き込んで反転、後ろを向かされたサーシャが痛みに喘ぐ。しとどに脂汗に塗れた背中には、真っ赤なみみず腫れができていた。その傷を人さし指でなぞり、血をすくって口に運ぶ。
「しょっぺえ。錆の味がする」
鞭の柄を使って器用にズボンを下ろす。下肢を剥かれたサーシャに動揺が広がる。
「色白で綺麗な肌、さすがロシア生まれ」
「私を辱める気か」
いっそ殺せ、でもいうふうに凶暴に牽制する。質問には答えず、暴君は太くなった鞭の柄にねっとりと舌を絡める。それは男根を模した形状をしていた。
黒い柄を含んで吸い立て、挑発的にフェラチオの真似事をなせば、サーシャが物欲しげに喉を鳴らす。
「!ンァぐっ」
サーシャが切ない声を出す。暴君の片手が直接臀に触れたのだ。腰のくびれを這い、尾てい骨をもみほぐし、引き締まった双丘を淫猥になでまわす。
「興奮してんの?滴ってるぜ」
「は……何を」
「変態」
耳元で囁き、サーシャの臀をねちっこくいじくり回す。
「サバーカが付け上がるなよ」
「しゃぶれよ」
暴君が鞭の柄をサーシャの口元に突き付ける。「来いよ、ロン」
下半身剥き出しのまま膝立ちで向き合えば、レイジが頬にキスをしてきた。
「誕生日だからわがまま言っていい?」
「どんな」
「お前から挿れてくれ」
レイジが望んでいることは手にとるようにわかる、この体勢をとらされた時点でそうくるだろうなと予想していた。普段なら冗談じゃねえと一笑に伏す要求も今夜は例外。至近距離で見詰めてくる茶褐色の瞳には、俺の弱みに付け込む優越感が浮かんでいる。憎たらしいツラ。張っ倒してやりてえのをぐっとこらえ、レイジの肩に両手をかけ、おずおずと腰を上擦らせていく。
「仰せのままに」
レイジは長い付き合いで頼まれたら断れねえ俺の性格を知り抜いてやがる。肩を強く掴んだまま、レイジの中心から生えた赤黒い剛直に窄まりをあてがい、ゆっくり慎重に尻を沈める。
「ッ、ぐ」
「待てよ、ほぐさなきゃ辛ェだろ」
「だったら」
「俺にやれって?生憎両手が塞がっててね」
「~~~~~てっめェ」
俺の腰を掴んで支えたレイジが嘲笑い、憎たらしさで気が狂いそうになる。ああそういうことかよわかったよ。腹ン中で吐き捨て、唾を吐き付けた右手を後ろに持っていき、自分からは見えねえ肛門をまさぐる。
「ぅあ、ッぁ」
たっぷり唾で湿した指で寛げ、穴に人さし指を突き立て、ちょっと力を抜けばすぐ閉じようとする肉襞をほぐして通り道を作る。昔はケツに指ねじこまれて感じるなんざありえないと思ってたのに、今じゃ自分の指に喘ぎ声が止まらねえ。
「絶景だね、ロンの生アナニ―」
「る、せえ、殺すぞ。お前、が、動かねえからっ、代わりにしてやってんだろうがっ」
左手の指がレイジの肩に食い込む。右手は休めず尻をほじくり、肛門の奥まで抜き差しする。やがて一本じゃ足りなくなり二本、三本と増やす。前でそそりたったペニスから分泌されたカウパーが内腿を伝い、ぬるくてねばっこい感触に鳥肌が広がる。
「あッ、あッ、ぁあッンあっ」
ケツに指突っ込んで感じまくる俺を、すぐ正面でレイジがニヤニヤ観察してる。コイツの肩を掴んでなきゃ前屈みに倒れこんだまんま、起き上がれなくなりそうだ。
哀しいかな、俺の穴はすっかりレイジ好みに調教されちまった。指を三本も咥え込んでのにまだ足らず、もっと欲しいと根元から食い締める。
「レイジっ、あぁっ、ふぁっ」
「すっげーことになってんぞ、汁だく大洪水じゃねえか。アナルほじんの大好きだな」
前立腺に紙一重で届かねえもどかしさにケツが疼いてたまらねえ。左手のみで縋り付き、右手でアナルをならすうちにふやけた口から大量の涎が伝い落ちる。
「準備できた、ぞ」
じゅぷ、と乱暴な音をたてて一気に指を引き抜く。排泄に似た虚脱感に襲われ、鈴口から一際濃いカウパーがたれる。濡れそぼった右手で再びレイジの肩を掴み、さっきから全く勢いを失ってないペニスでアナルを貫く。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~ッぁぁあ」
自重で串刺しにされ瞼の裏で火花が爆ぜた。大きく仰け反り射精する俺が倒れるのを許さず、レイジが腰を叩き付け始める。
「ふっ、ンっ、ふゥ――――ッ」
外から響くどんちゃん騒ぎの哄笑と足音に、喘ぎ声だけは上げるまいと服の裾を噛んで耐え忍ぶ。ところがレイジが調子にのり、ガンガン突きまくるもんだからたまんねえ。俺のケツとレイジのペニス、繋がった箇所が熱く疼いて快感が止まらなくなる。
「どうだ、奥まで届いてんだろ」
「る、せ、ぁっ、ぁあッ、レイジ速ッ、ンな強くしたら」
レイジのペニスに前立腺を突かれる度、全身で仰け反って小刻みに絶頂する。俺はただ振り落とされるのが怖くてレイジにしがみ付く、コイツの動作に合わせて狂おしく上下する。
「最高に可愛いよ、ロン」
「お前はクソだレイジ、本当にクソだ」
こっちはテントに映る影で合体がばれちまうんじゃねえか冷や汗かいてんのに、レイジはまるでお構いなしに揺さぶって、首筋や肩口の柔い皮膚を啄んできた。次の瞬間背筋を震えが駆け上り、快楽の荒波が理性を押し流す。
「ンんン――――――――――――――――――――――!!」
レイジが一際強く前立腺を押した直後、ペニスが白濁がまきちらす。服の裾は涎がしみてびっちょり、あんまり強く噛み締めてたせいで顎が強張りすぐには開けない。イッてもまだ繋がったまま、ビクビクと痙攣する俺を抱きしめレイジが呼吸を整える。
「生きてて良かった」
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